「AI複合機」の時代が、本当にやってきた/各メーカーの動向とこれから

01 ── この秋の動き

目次

「AI複合機」の時代が、本当にやってきた

2026年の秋、複合機の世界で大きな発表が続きました。

  • 9月:キヤノンMJの販売店向けに、複合機で取り込んだ文書を生成AIで活用する「SmartFiling AI Powered by DirectCloud」の提供が始まった
  • 10月:富士フイルムビジネスイノベーションが、AIを採用した新世代の複合機「Apeos C7072シリーズ」を発表した

複合機は、紙をコピーしてスキャンする機械から、紙の情報をAIに渡す「入口」へ。業界の大手がそろって、その方向に舵を切りました。

私たちサガスの G DOCK も、複合機やFAXから届いた書類をAIが読み、名前をつけて仕分けるサービスです。今日は、この3つを並べて比べてみます。どれを選ぶと、何が変わるのか。導入を考えている方の判断材料になれば幸いです。

オフィスの複合機から読み込まれた書類を、AIが読み取って整理していくイメージ

02 ── 3つの選択肢

富士フイルム、キヤノン系、G DOCK を比べる

各社が公表している情報をもとに、主な違いを表にしました。

富士フイルム
Apeos C7072シリーズ
キヤノン系
SmartFiling AI
サガス
G DOCK
どんなものかAIを搭載した新しい複合機+クラウド(Apeos Cloud Extension)AIを搭載したクラウドストレージ(提供はダイレクトクラウド)複合機・FAXと Google ドライブをつなぎ、AIで仕分けるサービス
使う複合機新シリーズの複合機(発表時点)キヤノンの複合機との組み合わせを想定いまお使いの複合機・FAX・スキャナ(メールで送信できる機器なら、原則メーカーを問わない)
AIでできることファイル名の自動付与、明細の読み取りとデータ化文書の分類・要約、全文検索、AIへの質問(RAG)、チャットボット(上位プラン)中身を読んで名前をつけ、決まったフォルダへ仕分け
保存先同社のクラウドサービス(Apeos Cloud Extension)ダイレクトクラウドのクラウドストレージ(基本500GB)御社の Google ドライブ
必要なアカウント同社サービスの利用手続き専用のユーザーID(基本5ID)Google アカウント(いまのメールアドレスのままでも作れる)
料金未公表年額180,000円〜(税別)月額2,800円〜(税別)

※ 2026年10月時点で各社が公表している情報をもとに、サガスがまとめたものです。最新の内容は各社にご確認ください。G DOCK のAIでの仕分けは、フォルダ1つにつき月額1,000円の追加です。

03 ── 違いの正体

違いは「AIが、どこに住んでいるか」

表を見比べると、3つの違いは一言で言えます。AIと書類が、どこに置かれているかです。

  • 複合機の中に住むAI(富士フイルム)── 新しい複合機を入れれば、AIも一緒についてくる。逆に言えば、AIを使うには複合機の入れ替えが前提になる
  • 専用のクラウドに住むAI(SmartFiling AI)── 書類は専用のクラウドストレージに集まる。使う人ごとに専用のIDを持ち、容量とIDの数で費用が決まる
  • いつもの Google に住むAI(G DOCK)── 書類は、毎日使っている Google ドライブに届く。新しい機械も、新しい置き場所も、新しいIDもいらない

どれが正解というより、御社がいま何を持っていて、これから何を増やしたくないかで選ぶものだと、私たちは考えています。

04 ── それぞれの得意

他の2つが得意なことも、正直にお伝えします

比べる以上、他社の良いところも書いておきます。

  • 富士フイルム:複合機とAIが一体なので、ちょうど入れ替えの時期を迎えている会社には自然な選択肢です。請求書などの明細をデータとして取り出す機能も打ち出しています
  • SmartFiling AI:たまった文書の中から「探す・聞く」のが得意です。「A社の契約の更新条件は?」とAIに質問して、根拠つきで答えを返す使い方ができます

一方で G DOCK が得意なのは、書類が届いた瞬間に、名前をつけて、置き場所を決めるところです。探すより前に、そもそも探さなくて済む状態をつくる。ここが私たちの考え方の出発点です。

使い慣れた複合機でスキャンした書類が、そのままクラウドのフォルダに届くイメージ

05 ── G DOCK の強み

G DOCK を選ぶ、6つの理由

そのうえで、G DOCK ならではの強みを6つ挙げます。

  1. いまの複合機のまま始められる
    メールで送信できる機器なら、メーカーも機種も原則問いません。複合機を入れ替えなくても、明日からAIを使い始められます。
  2. Google のほかのサービスと、そのままつながる
    保存先は Google ドライブ。Gmail、カレンダー、スプレッドシートなど、いつもの Google アカウントのまま、届いた書類を仕事に使えます。
  3. 「誰に見せるか」の設定が楽
    Google ドライブの共有設定がそのまま使えます。部署ごと、拠点ごと、人ごとに、見せてよいファイルを細かく決められます。新しい管理画面を覚える必要はありません。
  4. 容量は、必要なだけ広げられる
    書類が増えても、Google 側のプランや容量の追加で対応できます。サーバーの空き容量を気にする日々は終わりです。
  5. いまのメールアドレスのままでも始められる
    Google アカウントは、Gmail でなくても、いまお使いのメールアドレスで作れます。会社のドメインのまま、Google Workspace にすることもできます。
  6. AIの仕分けとファイル名を、御社に合わせられる
    「注文元_発注日_商品名_数量_金額」のように、御社の書類と業務に合わせて名前のつけ方と仕分け先を決められます。

06 ── 持たない、という選択

サーバーも、専用のアカウントも、いらない

G DOCK でいちばん強調したいのが、ここです。

書類を受け取り、AIが読み、名前をつけて保存する。この流れは、すべて Google のリソースの上で動いています。サガスのサーバーに書類を預かることはありません。

  • サーバーを立てる必要がない 御社にも、私たちにも、書類のためのサーバーはありません
  • 専用のアカウントを取る必要がない 使うのは、御社の Google アカウントだけ
  • 書類は御社の Google ドライブにある どこか別の会社のストレージではなく、御社が管理する場所に届きます
  • 守りは Google の規模で セキュリティや更新は、Google 自身が担っています

もちろん、AIの仕分けのルールを御社の書類に合わせて設計するのには、手間がかかります。その手間は、私たちサガスが引き受けます。お客さまの側は、いつもどおり複合機のボタンを押すだけです。

オンプレミスとクラウドの違いについては、こちらのストーリーで詳しくお話ししています。

07 ── 選び方

結局、どれを選べばいいのか

私たちなりの目安を、正直に書いておきます。

  • ちょうど複合機を入れ替える時期で、メーカーも決めている → そのメーカーのAI複合機は、自然な選択肢です
  • たまった文書をAIに質問して探したい。専用のクラウドを新しく持ってもよい → SmartFiling AI のような文書活用型のサービスが合います
  • いまの複合機をまだ使いたい。メーカーがばらばら。すでに Google を使っている → G DOCK がいちばん無理なく始められます
  • サーバーも、新しいIDも、これ以上増やしたくない → G DOCK です

まずは1台、1つのフォルダから。月額2,800円から始められます。→ G DOCK スタートプラン/G DOCK AIファイリング

出典:富士フイルムビジネスイノベーション ニュースリリース(2026年10月5日)/株式会社ダイレクトクラウド プレスリリース(2026年9月)および販売資料(2026年9月現在)
※ Apeos は富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の、SmartFiling AI・DirectCloud は株式会社ダイレクトクラウドの商標または登録商標です。Google、Gmail、Google ドライブ、Google Workspace、Gemini は Google LLC の商標です。

Contact

いまの複合機のまま、AIを始めませんか。

お使いの複合機のメーカーと台数、届く書類の種類。それを伺えば、G DOCK で何ができるかをすぐにお答えします。

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