G DOCK が生まれるまで。2008年、まだ何も実現できなかった頃に書いた提案が、18年かかって動きはじめました。

2008年。「Googleが日本に来るらしい」という話が、私の耳に入ってきました。
私はGoogleに、2枚の提案書を出しました。
たった2枚の提案
題材に選んだのは、FAXでした。
書いたことは、単純です。FAXと連携させて、ファイリングまでやってしまう。FAXも紙の書類も、まとめてクラウドに保存して、Googleの技術で検索できるようにできないか——。
当時のオフィスには、紙が溢れていました。届いたFAXも、スキャンしたデータも、社内サーバーの奥に積み上がるか、結局また印刷されるかのどちらか。「あのときのあの書類」を後から探すのは、砂漠で針を探すような作業でした。
その2枚がきっかけで、私たちはGoogleの開発パートナーになりました。複合機とGoogleの検索技術をつなぐ——当時、誰もやっていない提案でした。
それから、長い足踏みでした
ところが、そこからが長かった。
日本語のOCRです。活字はまだしも、手書きの文字を機械に読ませるハードルが、当時は途方もなく高かった。研究しても研究しても、実用に届きませんでした。
Googleも当時は、クラウドではなくサーバー型の社内検索システム「GSA」を出していました。ページの上に写っている、あの黄色い箱です。
1台300万円。私は、買いました。
けれど、お客様にはなかなか受け入れてもらえませんでした。小型の「Google Mini」を何台か納めたところで、それ以上は進まなかった。
構想はあった。パートナーにもなった。機械も買った。それでも、書類の中身を読むところだけが、どうしても越えられなかったのです。
18年、この一点で足踏みしていました。
そして、AIが来ました
いま、突然、素晴らしいことが起きています。
AIが、書類の中身を読めるようになりました。
読めるなら、名前をつけられる。名前をつけられるなら、どこにしまうべきかも決められる。
2008年にあの2枚に書いた提案が、18年かかって、ようやく技術に追いつかれました。
いま動いているもの ── G DOCK AI ファイリング
やることは、複合機のスキャンボタンを押すだけです。そのあと人がやっていた作業は、こうなります。
スキャン_0001.pdf
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2026-08-17_請求書_山田商事.pdf
AIが中身を読んで名前をつけ、書類の種類ごとの場所に収めます。
そして——離れた拠点にいる人も、その書類をすぐに開けます。
FAXも同じです。届いた紙を誰かが拾いに行くのではなく、朝、出社したときにはもう仕分けが終わっている。FAXが届いた“場所”に、人が縛られなくなる。
18年前、あの2枚に書きたかったのは、この状態のことでした。
なぜ、この土台の上に載せたのか
長く付き合ってきた理由は、5つあります。
- 迷わない多くの人が毎日使っているメールと、同じ感覚で開けます。
- 安い世界標準の価格が、そのまま中小企業にも効きます。
- 足りなくならない容量を気にして古い書類を消す、をしなくて済みます。
- 守られているアクセス制御と、企業向けのセキュリティ基盤のもとで扱われます。
- 賢くなり続ける中身を読む部分が、これからも進歩していきます。
技術的な裏付けについて
保存先:Google ドライブ。/ 権限管理は、お客様の Google Workspace の設定に従います。私たちが提供しているのは、その上で動く「AIファイリング」という結果のほうです。
紙を出す機械から、情報を取り込む機械へ
私たちは1987年から、オフィスの機械を扱ってきた会社です。FAXを売り、パソコンを売り、複合機を売ってきました。
売る機械は10年ごとに変わりましたが、紙をスキャンしたあと、人が名前を打ち直している光景だけは、40年ずっと変わりませんでした。
そこが、いま変わろうとしています。
一度、実際に動かしてみてください。
いまお使いの複合機に追加することも、複合機ごと入れ替えることもできます。どちらが向いているかも含めて、ご相談ください。
